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中には邦楽の部・洋楽の部と分かれていて、その一番初めに「管弦楽 意想曲 一九三六年」
作曲・服部良一とありました。まだ結婚する前で、上京してわずか2年。
どんな記事でも自分の名前の掲載されたものは嬉しかったに違いありません。
曲の解説全文です。
一九三五年は日本の非常時として其の認識は余りにも明確に日本人の脳底深く印象づけられて
います。「意想曲一九三六年」は此の日本の非常時を記念する為に作られた所謂非常時を突破
して行く躍進日本の雄々しい姿を描き出したものです。曲はアンダンテに始まり、ヴァイオリン
の奏する日本雅楽独特の和声に包まれてチェロがほのぼのと建国の賛歌紀元節に用いられて
居る雅楽「越天楽」の一節を奏し、日本帝国の輝かしき存在を象徴します。そして明治三十七
八年戦役当時の世相を意味する展開があり、舌管楽器の弱奏による耳慣れた旋律がトラムペット
の奏する旋律と交錯する。続いて満州事変の勃発から日本が国際連盟を脱退し日本独自の宣言
を世界に呼びかける非常時日本の姿が俄然鳴り響くチンパニーの音に乗って敢然と現はれます。
そして最後には国歌君が代が凱歌を奏するものの如く意気高らかに響き渡ります。
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