「猫とライスカレー」つづき。

静かだった子供部屋はそりゃもう大騒ぎ。
「まぶしいー。」
「やだ、パパー、閉めてー」
「寝てるのにー」
口々に不平をならべたてて、眠そうな顔×5。
「パパですよー、起きてますかー。」
というのが父の決まり文句で、あとは一人ずつ子供たちの名前を頭につけて
繰り返すだけ。ちょっとずつ変化はあるのですが、ボキャブラリーは限られていて、
こんな感じになります。
「ぼーや、起きてますか・・・チャーちゃん、もうほんとにパパですからね・・・。
オズちゃん、起きてないと、もう知りませんよ。・・・アコちゃん、もうおまえは、
ほんとにかまちかまちです。ほんとに・・・ヨッちゃん、いますかぁ。
おっいたいた、おまえはこんなところにいるんですか・・・・」

今にも子供たちにとびついてじゃれあいたいのですが、
いつだったか「畳一枚より中には決して入りません。」と、
子供たちと約束したのでこらえているのです。
でもアルコールの濃度しだいでは、ふとんを乗り越えて一人ずつ子供たちを舐めまわすという
暴挙に出ることもあるので油断はできません。
「あっち行って、パパ」
「起こさないで、眠いんだからー」
「やめてよ、パパー」
寝ぼけまなこの子供たちの拒絶の嵐を巻き起こしておいて、
次のせりふを言うタイミングをはかっています。

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